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祝成人  佐久穂中学校第1回卒業生 20歳(ハタチ)になる同郷の友へ、エールを

第7号(2020年8月発行)

※年齢、肩書、在校等は発行時のものです。

   平成27(2015)年4月、佐久穂小・中学校が開校。翌年3月に佐久穂中学校を最初に卒業した皆さんが、今年、成人を迎えます。

 6月某日、当時の生徒会役員のうち、5名の皆さんにオンライン対談に参加していただきました。成長した自分を見てもらい、同詩に仲間の顔を見ながら、懐かしい当時を振り返りました。

小林大恭さん
内藤 翔さん
篠原 莉里さん
岡部 紗良さん
松澤 杏実さん

今回オンライン対談に参加していただいた皆さんの卒業当時の写真です。

小林 大恭さん

八千穂小学校

佐久穂中学校卒9年3組

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内藤 翔さん

八千穂小学校

佐久穂中学校卒9年1組

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篠原 莉里さん

佐久中央小学校

佐久穂中学校卒9年3組

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岡部 紗良さん

佐久西小学校

佐久穂中学校卒9年2組

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松澤 杏実さん

佐久中央小学校

佐久穂中学校卒9年4組

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Q:記念すべき第_回の卒業生ですが、新しい学校へ移った時の感想は? それまで知らなかった人たちと_緒に過ごすことになってどう感じましたか?

小林  一番最初ということで、生徒会で元をつくったリ、決めることが多くて大変でした。統合して数力月ですぐ打ち解けて仲良くなれました。

内藤  とにかく校舎がきれいなことが印象深かったです。今までにこんなにきれいな建物を見たことがないくらいきれいでした。暖房設備が充実していて快適でした。体育館もきれいで、僕はバスケ部だったんですけど、とても使いやすかったのを覚えています。八千穂中でずっと仲間が変わることなく過ごしてきたので、最初は不安もありましたが、統合してからはすぐに打ち解けて仲艮くなりました。

篠原  佐久中は古い校舎だったので、それに比ペてちゃんとした設備のあるところで学べるのは、有り難かったです。それは地域の方々のおかげと思っているので、そういうところにありがたみを感じたし、学校生活をよくしたいと思いました。それまで知らない人たちと過ごすことは、特に不安もなく、すぐに打ち解けられると

思いました。

岡部  もともと佐久中だった人は、中学一年の後半から新しい校舎にいたので新校舎での思い出がほとんどですが、最初移った時は、きれいで明るいなと感じました。ものすごく広くて、迷子になりそうだな、という感想を持ちました。前の校舎から移って寂しいというよりは、きれいな校舎で学べることでワクワクする気持ちの方が大きかったですね。それまで知らなかった人たちと過ごすことは、前の先生やクラスメートとばらばらになる

のは寂しかったですが、最後の一年は新しい顔ぷれでそれはそれで楽しい一年になりました。

松澤  校舎がきれいで、私たち佐久中の生徒は、先に校舎に入っていたので、きれいな状態を保たないといけないなと思いました。もともと佐久中は2クラスだったので、4クラスになると聞いて、驚いて、また不安もありましたが、すぐに仲良くなれました。今日、久しぶりに学校に来ましたが、すごく懐かしいです。全然変わっていないなって。今、交流ホールにいるんですけど、文化祭の前に合唱練習したのを思い出します。

Q:統合して良かったと思うことは?逆に苦労したことは?

小林  友だちが増えたことが良かったです。八千穂だと50人ぐらいでした。倍以上に増え、交流が広がりました。

内藤  自分も人脈が広がったことです。八千穂から来ると新鮮な体験があって充実してました。すべてが初めてということで、苦労した点でもありました。

篠原  私も友だちがたくさん堵えたことです。友だちとの関係はずっと続いていくものなので、中学の時期にたくさん出会えたことはよかったです。普通は3年間同じ仲間ですが、統合があったことで、沢山の友だちと関わることができました。苦労したことは覚えていないくらいないです。

岡部  私も最後の一年間で新しい出会いがあり友達が増えました。苦労したことは、それぞれの学校で委員長がいたので、たくさん話し合いをしました。いろんな意見があってまとめるのに苦労しました。

松澤  いろんな人と出会えて仲良くなれたことです。また行事が大規模でできるようになって、その分盛り上がりも大きくなりました。私は図書委員長をしていたのですが、図書館が小中共同なので、生徒会で小学生とも交流できるものを企画して、と頼まれた時は大変でした。

Q:ふるさと佐久穏町を離れて感じること、外から見た佐久穂町をどう感じる?また、離れて改めて感じる佐久穂町の魅力は?

小林  関東はとても暑さがこたえますが、佐久穂町は涼しいですね。

内藤  東京はあらゆるものが揃い便利な街ですが、危険も多いです。佐久穂町は安全ですね。通学時の満員電車などストレスも多いです。変わっている人も多いというか、コロナもそうですが、自分の身を守る危機管理が大事な街です。佐久穂町に帰ると、水のおいしさ、空気のおいしさを実感します。

篠原 人の温かさですね。帰省して歩いていると、近所の人が声を掛けてくださったり、東京ではありえない、地域の人との関係は、佐久穂町でしか感じられないことです。

松澤  私は松本市に住んでいますが、「佐久穂町出身」というと、「そこ、どこ?」つて言われます(笑)。名前が知れ渡っていないな、と思いました。松本は雨が多くて湿気っぽい。佐久穂町はカラッとしていて、洗潅物がよく乾きますね。

岡部  私は地元を出ていないので外と比較できませんが、地元の人と接する仕事をしていると、優しい人が多いと感じます。

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Q :外に出て、佐久穂人としてのアイデンティティーを意識する?

小林 (佐久穂町はどこかという話になると)軽井沢の近くつて言ってしまいます。その方が伝わりやすくて。

篠原  両親が送ってくれた味噌や醤油の味に、佐久穂人だなあと感じています。

松澤  佐久穂町ってどこ?って言われると悔しいです。佐久市は通じるのに、佐久穂町っていうと通じなくなるんです。何が有名なの?って聞かれて、プルーンとかカーネーションって言うと、へえ、みたいな(微妙な反応)・・・。

Q 10年後、あるいは20年後、ふるさと佐久穂町とどう関わっていると思う?(あくまで想像の域で、暮らしている?働いている?)

小林  薬剤師を目指しているので、将来的には地元に戻って、病院、薬局どちらか決めていませんが、地元で地域医療の中で関わっていければと思っています。

内藤  まだ具体的ではありませんが、将来なりたい職業の―つに教師があって、もし教師になるなら、ぜひ、地元長野県に帰ってやりたいと思っています。

篠原  大学を卒業したらすぐに地元に滞りたいと思っています。放射線技師を目指しているので、地元に戻って、佐久地域の医療に貢献できたら。就職して地元に恩返しがしたいです。

岡部  10年、20年後は想像できないことも多いのですが、地元がすごく好きなので、何かしら関わっていると思います。

松澤  管理栄養士を目指しているので、資格をとれば医療関係の仕事に就けます。まだ、具体的にどこに就職とかは考えていないんですけど、佐久地域の医療に携わることができたら、と思っています。

Q :佐久穂町がもっと「こうなればいい」という希望がある?

小林  八千穂IC近くに道の駅ができると思いますが、人が集まる場所になってくれたら。夏になったら友だちを連れてキャンプに行く計画をしていたので、若い人が集まる夏のレジャー施設が充実したらいいなと思います。

内藤  自然環境がよくて十分魅力的です。個人的にはこれ以上望むものはなくて、今のままでいいですね。

篠原  佐久穂町の友だちで関東に行っている人の中にも、「佐久穂町に帰りたい」っていう人もいます、佐久穂町は今でも十分すばらしいです。これからの時代、高齢者が増えるので、高齢者により優しい町になってくれたら。

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岡部  住んでいて、いいところだと日々感じています。地域の人が交流を深められたり、参加できるイベントが増えていくといいなと思います。

松澤  自然豊かでいいし、特にこうなってほしいというのはありませんが、魅力のある町なので、もっと外にアピールしていったほうがいいと思います。

Q :帰ってきたい人が多いですが、地元に帰りたい、そう思わせるのはなぜ?

小林  知り合いがいることで安心感につながって、仕事がしやすくなるのではないかと思うし、地元への感謝の気持ちもあります。生まれ育った土地なので、今まで支えてきてくださった方々に、医療の面から恩返しをしたいと思っているからです。

内藤  東京は人が多すぎで、そういった面では大変で苦労しそう。自分も佐久穂町で育ってのびのび生活できたので、働く側としてもやりやすいと思うからです。

篠原  東京では孤独を感じるので。佐久穂町には近くに友だちもいるし、人の温かみが感じられるのが大きいです。

​​

Q :県外の大学へ行きたいとは思わなかった?

松澤  都会の雰囲気、空気が苦手なので。管理栄養士になって、長野県の食に関する健康問題を、どうしたら解決できるかを個人的に学びたいと思ったので。就職してからもやっていけたらと考えています。

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​​Q :成人式で、旧友との再会に期待することは。最後に、旧友へのエールを

小林  みんながどうなっているか、SNS上でしか知らなかったり、近況が分からない人もいるので楽しみにしています。お世話になった先生に会えるのも楽しみです。コロナで大変な時期ですが、力を合わせて、成人式を成功させましょう。

内藤  しばらく会っていない人と、会って話したいです。地元を離れているので、佐久穂がどう変わったよ、とか話すのも楽しみです。コロナもありますが、これから時代がどう変わっていくのか分かりませんが、せっかく、同じ学校でたくさん仲間ができたので、協力していきましょう。

篠原  ほとんどの人がバラバラになってしまっているので、みんなが進路をどう考えているか、その近況を知ることができたら、励みにもなったり楽しいと思います。自分が進むと決めた道に進んで、それがたとえ地元を離れた場所であっても、間接的にでも佐久穂町に還元できたらと思うので、頑張りましょう。

松澤  近況を知らない人も多いので、みんなで集まって話をして。同じ職業を目指している人と、話が盛り上がれば。何だかんだ言っても、地元の友だちが何でも話しやすいと思うので、何か困ったら相談したらいいと思う。

岡部  高校からバラバラになってしまった人が多いので、元気で会えることが一番。みんながいろいろな夢を持っていると思います。今年20歳という歳を迎えるので、お互い夢や目標に向かって成長していければいいな、と思います。頑張りましょう。

Q: みなさんの近況を教えてください

小林大恭さん(以下小林) 群馬県高崎市の高崎健康福祉大学の薬学部に在籍して、薬剤師を目指しています。

内藤 翔さん(以下内藤) 東京都立大学のシステムデザイン学部に通っています。一般的にはあまり聞きなれない学部ですが、プログラミングを専門的にやる学部です。これからの時代、プログラミングとかIT関係が重要と考え、取り組んでいます。

篠原莉里さん(以下篠原) 杏林大学に通っていて、保健学部の診療放射線技術学科に在籍しています。勉強頑張ってます。

岡部紗良さん(以下岡部) 私は佐久穂町の郵便局で働いています。窓口で手続きやハガキ、切手販売などの業務をしています。

松澤杏実さん(以下松澤) 松本市の松本大学健康栄養学科で、管理栄養士を目指して学んでいます。

私たちも夢に向かってがんばっています!

今回オンライン対談には参加できませんでしたが、オンライン対談を開催するにあたりサポートしてくれた2人からエールをいただきました。

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髙柳 夏生さん

上田女史短期大学在籍

佐久西小学校

佐久穂中学校9年1組 

①自身の近況と目指している夢

卒業に向けて卒論や就活など色々なことを進めているところです。目指している夢は特には決まってないですが、 何か人のためになるような事をしたいと考えています。

 

②同級生へエールを

コロナウイルスの影響で色々と不便な事があるかと思いますが何とか乗り越えて頑張っていきましょう。

友野 萌さん

上田女史短期大学在籍

佐久中央小学校

佐久穂中学校9年1組 

①自身の近況と目指している夢

今は短大に通い自分が取りたい資格や免許を取得するために日々勉強しています。今年は2年生になり、やる事も増えて大変ですが 同じ短大の仲間と一緒に励まし合いながら頑張っています。目指している夢は、まだはっきりとしていなく、ぼんやりと思っている程度なのですが、小さい頃から過ごしており、1番思い入れがある地元に近い場で就職したいと考えています。

 

②同級生へのエールを

いよいよ大人の仲間入りというこの年に、不安になるような事が起こり大変だとは思いますが、このような事に負けず無事に乗り越え、一人ひとりが立派に成長できたら良いなと思っています。 お互いに頑張りましょう!

恩師からのエール

覚えていますか。私たちからも、エールを送ります!​

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大西 由美先生

佐久穂中学校

学年主任(当時)

①近況

佐久穂中学校で勤務しています。 皆さんと同じ青ジャージの現在8年3組の担任で日々頑張っます。

②子どもたちへのメッセージ

早いもので皆さんも20歳になるんですね。 統合した年の卒業生、立派な大人になったことでしょう。明るく楽しく元気よく生活していた皆さんのことは絶対に忘れないと思います。一度きりの人生、思い切り楽しんで下さいね。

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山岸 真路先生

佐久穂中学校

9年1組担任(当時)

①近況

佐久穂中学校で8年1組の担任をしています (3回目の青ジャージ担任です)。 男子12名+女子16名、計28名の、笑顔の絶えないにぎやかな子どもたちに囲まれて楽しく生活しています。皆さんに可愛がってもらった息子の宏太朗は、中込中の2年生になりました。男子バレーボール部に入部して頑張っています。身長も180cmになり、見上げて怒っています(笑) 。 今57歳・・・体はそこら中が痛みますが、何とか頑張っています。

②子どもたちへのメッセージ 

「2621」 の皆さん、 「2791」 の皆さん、成人おめでとうございます。旧校舎から新校舎へ引っ越しから統合という難局を、共に乗り越えてきた皆さんは、私にとって教え子でありながら「戦友」 でもあり「同志」でもありました。すでに働いている人もいれば、学業に勤しんでいる人もいると思います。とにかく元気でいてください。自分のまわりの人の中に「キラリ」を沢山みつけられる人でいてください。そしてふるさと佐久穂の動物を、植物を、自然を愛し、誇りを持っていてほしいです。君たちの「これから」に幸あれと祈っています。

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清水 恒作先生

佐久穂中学校

9年2組担任(当時)

①近況

現在、松本市立明善中学校に勤務しています。佐久穂中学校の時と同じく、社会科を教え、バスケットボール部の顧問をしています。変わったことと言えば、髪が短くなったことと、転んだ時に前歯が折れたので、前歯がプラスチックになったことくらいかと思います。

②子どもたちへのメッセージ 

コロナウイルスの影響で、 色々なことができなくなり、広い社会に出ようとする皆さんにとっては、とても厳しい時代を迎えています。しかし、私の10倍以上は元気な皆さんであれば、そんな苦労も乗り越えられるのではないかと思います。次に会う機会があれば、 少なくとも私よりはエネルギーあふれる姿であることを願ってます。

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下條 将先生

佐久穂中学校

9年3組担任(当時)

①近況

伊那東部中学校5年目で、 現在2年生の担任をしています。女子バスケットボール部の顧問をしていて、県の選抜活動にも携わっています。30歳になり、昨年4月には長男が生まれ、3人家族になりました。

②子どもたちへのメッセージ

世の中の仕組みや、社会情勢が目まぐるしい速度で変わっていく時代です。すでに社会に出ている人も、これから社会に出ていく人も、学びを止めることなく、成長していってください。素敵な大人になったみなさんに、いつかまたどこかでお会いできる時を楽しみにしています。

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宮田 亨先生

佐久穂中学校

9年4組担任(当時)

①近況

佐久穂中学校で6年目を迎えています。 年齢はみなさんと出会った頃は30代でしたが、43歳になってしまいました。みんなが立ち上げた佐久穂中の伝統を後輩たちが立派に引き継いでいけるように日々頑張っています。 佐久穂中がどんな学校になっているか皆さんの目で確かめてください。

②子どもたちへのメッセージ

それぞれ場所は違うかもしれませんが、 同じように頑張っている仲間が   たくさんいます。自分自身の目標に向かって歩みを進めてください。故郷の佐久穂町はいつもみなさんの背中を押してくれています。いつでもお待ちしています (私はずっといるわけではありませんが・・・笑)

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